信州の健康寿命をもっと伸ばしましょう!

健康運動指導士から…岡田(真)委員

たかが10分?されど10分!

“+10(プラス・テン)で健康寿命をのばしましょう!”~ふだんから元気にからだを動かすことで、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモ、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。例えば、今より10分多く、毎日からだを動かしてみませんか。~ これは、厚生労働省が2013年に発表した「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」に提示されたメッセージです。これまで蓄積された科学的知見に基づいていることに加えて、誰にもわかりやすく実行しやすいことが特徴です。皆さんのプラス・テンは、日々の生活の中で、いつ、どこで実践できそうでしょうか?

信州には“ずく”がある!

 長野県ではいち早く、国の動きを受けて“長野県らしい”独自の身体活動・運動の促進に取り組もうと、「ずくだすガイド」を作成しました。信州で生まれ育った人なら誰でもよくご存じの「ずく」ですが、「精を出してする気力。根気。やる気。活力。こまめに動くこと。熱心さ。労をいとわずに働く生活態度、性分、意欲、気力などを総合した言葉。がんばり。」(「長野県方言辞典」信濃毎日新聞社)を意味し、怠けることを「ずくなし」と軽く咎めたり、コタツのことを「ずくなし箱」(冬場にそこから離れずに怠けてしまうことを指して?)と言ってみたり、こまめに動く人を「あの人はずくがある」と褒めてみたり… こうした方言を用いることに代表される県民性を生かして、「信州には“ずく”がある」ことを再認識し、その文化を継承しつつ、個々に自分自身の生活を振り返ることからまず取り組み始めるように推奨しています。

さあ、今から!“ずく”を出して健康と長寿を手に入れましょう。

 まずは、あなた自身の“ずく”チェックから始めてみましょう。 ①日頃からこまめに動いていますか? ②週1回以上、スポーツや体力づくり運動を楽しんでいますか? ③家族や仲間を誘ってからだを動かしていますか? 以上、3つの質問に対して「はい」の数を数えます。 0個だったあなたは「今の生活を振り返って“小ずく”を出す工夫をしましょう。」 1個だったあなたは「今より“ずく”を出して少しでも長く、少しでも元気にからだを動かしましょう。」 2個以上だったあなたは「“ずく”を出して仲間を増やしましょう。」 さあ皆さん!今よりもさらに少しだけ“ずく”を出して、健康と長寿を手に入れましょう! zukudase <参考> ◆「健康づくりのための身体活動基準2013」及び「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」について(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html ◆長野県版身体活動ガイドライン(ずくだすガイド)を作成しました(長野県) http://www.pref.nagano.lg.jp/kenko-choju/kenko/kenko/kenko/undou/zukugaido.html  

公益財団法人身体教育医学研究所  所長 日本健康運動指導士会長野県支部 副支部長 岡田 真平

 

■執筆者プロフィール
昭和48年奈良県香芝市生まれ。大阪教育大学附属天王寺高等学校卒業。平成11年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育学修士・中高保健体育教員免許)。平成9年より長野県東御市(旧北御牧村)に移住し、地域の健康増進活動全般に従事。 国立健康・栄養研究所健康増進研究部協力研究員、日体大総合研究所客員研究員、信州公衆衛生学会編集委員、日本運動疫学会編集委員・プロジェクト研究委員、日本転倒予防学会理事、一般財団法人運動器の10年・日本協会理事など。

PAGETOP
Copyright © 一般社団法人 長野県医師会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.