信州の健康寿命をもっと伸ばしましょう!

地域編:佐久市から…足育(あしいく)の取り組み

産学官医のチームワークによる「足育」が始動

 佐久の「ぴんころ地蔵」を御存じでしょうか。“健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まず楽に大往生する(ころ)”という意味を込めて命名されたお地蔵さんです。ぴんぴんころりという、まさに健康寿命延伸のキャッチフレーズのようなお地蔵さんを擁している佐久市は長寿の里として、健康長寿に対する取組みに非常に積極的です。
saku1 そんな佐久市が2015年の10月に「佐久市足育推進協議会」という団体を設立しました。この協議会では、市民一人ひとりが足や靴についての知識を得て、正しい姿勢や歩き方を身につけることで、いつまでもトラブルのない健康的な足・身体を育てていくことを目指します。産学官医が相互連携し、調査・研究及び普及・啓発を行うことにより、生涯にわたる健康づくりの推進を図り、佐久市が標榜する「世界最高健康都市構想」に寄与することを目的としています。協議会会員は、佐久市のほか、佐久大学、佐久総合病院、マイクロストーン株式会社、株式会社シューマート、佐久長聖中学・高等学校、シューズ&バッグ シノハラ デーツ店、小山スポーツ、株式会社マスタカスポーツですがですが、随時会員を募集しているとのことです。

 そもそも本協議会の前身となった足育プロジェクト自体は、2014年から活動を始めていました。まずは子供たちの「足」の現状を知ることから、と臼田小学校の児童を対象に調査を実施しました。小学校2年生と5年生の子供たちが、現在、足にトラブルを抱えているかどうかを調べたところ、想定以上の驚く結果が出てしまいました。
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saku2 成長期にある子供たちは、靴がすぐに合わなくなってしまいます。また履き方や爪の切り方など、様々な面での対策が必要であることがわかりました。そこで調査対象の子供たちを追跡調査することになり、医療機関のドクターや佐久大学看護学部教員によるアドバイスを始め、民間企業からは上履靴支給や機器協力など様々なボランティアに支えられ、3回に及ぶ足の調査を実施しました。

 また佐久大学内に足育サポートセンターを開設し、専門家による足のトラブル相談を行っています。これまでどこに相談に行けばいいかわからなかったという方からも数多く問い合わせがあり、県外からの予約で来訪される方もいらっしゃるとのことです。
 特に高齢者の場合、足のトラブルが原因でつまずいたり、骨折したりということも想定され、それが寝たきりの要因につながることもあります。いわゆるロコモティブシンドローム対策は、健康長寿を延伸するために大切です。いまは若い子供たちですが、この先、大人になって、もっと健康で長生きできるよう、佐久市の足育を応援していきたいですね。

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